器材選びについて


ダイビングで最もお金が掛かるのが器材です。
もちろん器材を購入しなくともレンタル器材で潜れます。
しかし何度もレンタル料を払うなら、思い切って買ったほうが最終的には安くつきます。

また、器材は命を預ける道具です。
レンタル品は使用法が違う物もありますが、マイギアなら使い方を覚えれば迷うことはありませんし、状態も常に把握できます。
いざと言う時、ブランクが空いた時も、慣れたマイギアなら落ち着いて行動できるでしょう。
さらにマイギアには愛着が湧きますから、器材の取扱い方法にも詳しくなりますし、なにより潜りに行きたくなります (^^)

ただし、格安セット物の安易な購入はオススメできません。

上でも言明したように器材は命を預ける道具です。
一つ一つ、自分に合ったギアを厳選して購入することをオススメします。

ギア選びで大事なことは、実際に手に取り、装着し、出来れば使ってみることです。
カタログだけを見て決めるのはあまり賢いとは言えません。
各ギアごとの選定注目ポイントを挙げておきますので参考にして下さい。

ちなみに、お兄が考える重要な器材ベスト3は、
1位 レギュレーター
2位 フィン
3位 ダイブコンピューター

付け加えるなら、ギアの色はトータルコーディネイトを考えて選べばフル器材を装着したときにスマートですし、器材干し場でも見つけやすいですよ (^o^)
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<マスク>

ダイビングで一番楽しいのは、綺麗な景色を見たり、カラフルな珊瑚を見たり、色んな生物を見ることでしょう。
そのために必要なのがマスク。
視界が制限されることによって不安感を覚える閉所恐怖症気味の人はレンズが大きめの、またスカートが透明の物を選ぶとよいですよ。


◆ポイント
マスク選びで重要なことは、‘フィット感’
それはサイズ、顔との密着性とスカートの軟らかさです。

OWで習ったように、ストラップは着けずにマスクを顔に押し付けて、鼻で息を少しだけ吸い、手を離して顔を振っても動かない、ズレないことが必須。


◆マスクの種類
マスクには一眼レンズ、二眼レンズ、多眼レンズ、フルフェイスがあります。
どのタイプを選ぶかは好みです、特徴は以下の通り。
(一眼レンズ)

 メリット…視野が広い
 デメリット…オプティカルレンズが使えない
 デメリット…マスククリアに多くのエアがいる

お兄はレンズ内についた水滴が端から端まで動くのが気になるので好きじゃないです。
(二眼レンズ)

 メリット…種類が最も多く、色、デザインとも豊富
 デメリット…オプティカルレンズが使える
 デメリット…視野が狭め(デザインによる)

お兄はこのタイプを使用してます。
(多眼レンズ)三眼、四眼、六眼レンズなどがある

 メリット…視野が広い
 デメリット…種類が少ない

カメラをやる人は上下左右にレンズがあると、余分な光が目に入り撮りにくいです。
(フルフェイス)



ファンダイビングでは普通使いません、水中レポートや水中作業用。
特徴は、口と鼻で陸上のように呼吸ができる、スピーカーが装着できる等。


◆レンズの種類
レンズにはノーマルレンズ、ノーフォグレンズ、オプティカルレンズ、UVカットレンズなどがあります。
・ノーフォグレンズ…曇り止め処理を施したレンズ
・オプティカルレンズ…度付きのレンズ

ノーフォグレンズは曇り止めが不要でスグレモノっぽいですが、実際に使用すると100本ぐらいで曇りだします。
一旦曇りだすと、今度は曇り止めを塗っても曇りやすいので、あまりオススメできません。

注意:新品のレンズには油膜がついているので、購入したらまず歯磨き粉で磨きましょう


◆スカートの素材
ネオプレーンゴムとシリコンゴムの2種類があります。

これはズバリ、シリコン素材を選んで下さい。
シリコンの方が軟らかいので、フィット感もよく、長時間潜っていても痛くありません、また耐久性に優れ、カラフルです。


◆アクセサリー
(ストラップカバー)
 
ストラップに取付けマスクの脱着を容易にするもの。
リバーシブルの物もありカラフル。
ただし、髪をゴムで後ろへ一つにまとめる人は、逆に使いにくい。


◆コンタクト or オプティカルレンズ
目が悪い人は誰でもどっちにすべきかちょっと悩むと思います。

ショップの多くはオプティカルレンズの使用を進めるでしょう。
特にOW講習ではマスククリアやマスク脱着の訓練もあるのでコンタクトを着けたままというのは難しいです。
(お兄はマスクを外したまま10m往復という訓練もあったのでコンタクトは不可でした)

コンタクトを着けたままだと、角膜に傷がつく、感染症になりやすいなどと言われますが、それは陸上でも同じこと。
最大の理由は、不意にマスクが外れたときに、コンタクトも流れパニックになりやすいこと、またマスクリカバリーをした後には裸眼状態になり不便、危険なためです。

実際にハードコンタクトは、エントリーの衝撃でもズレたり外れたりしやすく、角膜にキズもつきやすいです。

ですが、あまりに視力が悪い人は、コンタクト無しだとセッティングも行い難いし、船酔いしやすいです。
エントリー直前までメガネをしていればよいですが、小さなボートやビーチエントリーの時はメガネ置き場に困ります。

では、どうしたらよいのでしょう。
お兄が思うに、普段メガネの人はオプティカルレンズを、普段コンタクトの人はそのままでいいと思います。

ただし、マスクが外れコンタクトが流れてもパニックにならない程度のスキルが身につくまではオプティカルレンズを使用したほうが安全です。
そして、コンタクトはソフトレンズにしましょう、また失くしても安心な使い捨てをオススメします。


◆お兄の愛用品

 THE GULL(ガル)のMANTIS(マンティス)
 ブラックシリコン

誕生から30年、日本人の顔の変化に合わせて改良し続けてきたマスクなのでフィット感が抜群。
各パーツがすべてバラ売りしている点も見逃せません。
また、レンズも自分で交換できます。
今は色も豊富で22色が選べます。

お兄はリターナーを片方なくしてバラで一つだけ購入したこともありますし、ストラップも二代目、ノーフォグレンズ、オプティカルレンズも持っています。
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<スノーケル>

スノーケルは水面移動の際、また漂流等の緊急事態の時には水面での生存に関わる、大事な器材ですから付けましょう
とは言え、使用頻度がとても少ないことも事実。

現在のスノーケルはとても機能的でさまざまな部分に工夫が凝らされています。


シュノーケリングをメインで行うなら各ポイントが自分に合っているか吟味すべきですが、上記したようにダイバーは通常あまり使用することがなく、使っても短時間です。

つまり、お兄が思うにスノーケルはマスクと同じメーカー、同じ色の物を選べは良いと思います。


それでもココだけはと言うポイントは、マスクストラップに簡単に脱着出来るワンタッチホルダーが付いているか。

スノーケルはダイビング中も付けたままが普通ですが、ケーブダイビングでは洞窟内で引っ掛りを防ぐため、激流ポイントでは水流でマスクがズレないために、外してから潜る場合もあります。
その際にわざわざストラップを外さなくても脱着できるワンタッチホルダーだと楽です。

収納タイプというのもありますが、

失くしやすくなるだけですので、常設タイプを付けておきましょう。
ダイビング中、急に流れてきたからといって、スノーケルを取り外すようなことはしませんし、その作業が出来る程度のカレントなら外す必要はありません(笑)


また、アッパーキャップは漂流時の視認性に優れたオレンジや赤色の物を付けておくと良いでしょう。
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<フィン>

フィンは器材の中でもっともオススメ品が難しいギアです。
それはダイビングに使う身体能力の中で、個人差が一番大きいのが脚力だからです。

例えば、Aさんは「ロングフィンが推進力があって良いね、先割れフィンはスカスカで進まない」と言い、Bさんは「先割れフィンは少しの力でよく進むね、ロングフィンは足首が痛いだけでぜんぜん進まない」と言ったとしても、この意見はどちらも正解です。

それほど、フィンというのは人によって合う合わないがあるのです。

また、フィンはエアの消費量にもっとも影響します
自分に合わないフィンを使うと、進みにくい上に、エアの消費も早くなります。

さらに水中姿勢、バランスにも影響します。

水泳と違い、ダイビングでの推進力はフィンからのみ得られるので自分に合ったタイプのフィンを選びましょう。
それには実際に使ってみるのが一番です。
友人に借りたり、レンタルをしたり、モニター品を使ったりして色々なフィンを試して下さい。

自分に合ったフィンに巡り合うと、目からウロコですよ (@_@)


◆ポイント
選定ポイントは4つ、‘素材’‘ホールド方法’‘ブレード硬さ’‘ブレードタイプ’です。
それぞれの種類、特徴を以下に挙げておきます。


◆素材
(プラスティックフィン)

 メリット…軽い
 デメリット…温度変化に弱い
 デメリット…キズがつきやすい

プラス浮力なので、足が浮き気味になる。
(ラバーフィン)

 メリット…温度変化に強い
 デメリット…キズがつきにくい
 デメリット…滑りにくい
 デメリット…重い

マイナス浮力なので、足が沈み気味になる。
(複合フィン)

 メリット…両者の良い点をあわせ持つ
 デメリット…特になし

ポケットやチャネルにゴムを、ブレードにプラスティックを使用したタイプが多い。
また3素材複合タイプも出てきている。


◆ホールド方法
(フルフットフィン)

 メリット…フィット感がよく、力強く蹴れる
 デメリット…脱ぎにくい
 デメリット…サイズが合わないと使えない
(ストラップフィン)

 メリット…サイズ調節が出来るのでピッタリ履ける
 デメリット…着脱が楽
 デメリット…ホールド感が弱い
 デメリット…ストラップが切れる可能性がある

ホールド方法の好みはハッキリ別れるでしょう。
脚力の強い人はキック力をしっかりフィンに伝えられるフルフット派が多いようです。
お兄はストラップ派です、理由は脱ぎやすいから。

フルフットもストラップも履くのは慣れですから、さほど差はないと思います。
でも脱ぐ時は違います!
特にボートダイビングでのEXの時、ラダーに片手で掴まり、もう一方の手でフィンを外す、この作業。
海が穏やかならまだいいですが、海が荒れて、波が高く、流れもある状態でいつまでもフィンが脱げずにハシゴに掴まっていると危険ですし、後ろで待っている人にも大変迷惑です。

フィンを脱ぐという点では、ワンプッシュで外せるバックルタイプのストラップフィンがダントツ一番でしょう。

どんな状況でも、片手で押すだけ、片方のバックルを外すとフィンは脱げます。

しかしストラップフィンでも、ロック機構を持ったバックルは逆に脱ぎ難いです。

このタイプは両方のバックルを外さないとフィンは上手く抜けません、指一本で外せるというのがウリですが、実際はそう簡単に外れず爪が剥がれそうになることもしばしば(苦笑)

フルフットフィンは、ビーチならお互いの踵を踏みつけて脱げますが、ハシゴに掴まった状態ではできません。
また踵までゴム製のブーツを履いているとさらに困難、親指や人差し指の爪がめくれそうになりませんか?
使っていくうちに、こなれてきて履きやすく脱ぎやすくはなってきますが、そうなるとホールド感が弱まりますよね (-_-;)

ちなみに、お兄が一番脱ぎ難いと感じたのは、ジェットフィンのストラップ。

このストラップにも簡易ロック機構がついてますが、ハッキリ言ってコレ外れません、使いこめば使いこむほど外れません(爆)

最近はスプリングストラップというのも出てきてます。

が、使ったことないんでコレの使用感は分かりません f(^_^;)


◆ブレードの硬さ
(軟らかい)

脚力が弱い人向け。
脚力が強い人が履くと、水圧にブレードが負けて逆に進みにくい。
(普通)

脚力が弱い人も強い人もブレードタイプによって使える。
最も種類が多い。
(硬い)

脚力が強い人向け。
脚力が弱い人は、水圧に足首が負けて上手くキックできない。

色によって硬さの違うフィンや、ソフト、ハードと名の付いた分かりやすいモノもある。


◆ブレードタイプ
(ショートブレード)

 メリット…小回りが効く
 デメリット…特になし

ブレードの硬さによって、脚力が弱い人も強い人も使える。
(ミドルブレード)

 メリット…特になし
 デメリット…特になし

材質、ホールド方法、硬さ、全てにおいて最も種類が多い標準サイズ。
(ロングブレード)

 メリット…履きこなせれば驚くほど速い
 デメリット…小回りが効かない
 デメリット…メッシュバックに入らないほど長い

ブレードはプラスティック製で硬く、フルフットタイプしかない。
脚力に自信がある人向け。
(機能ブレード)

 <スプリットブレード>

  メリットは、楽に進むこと


ブレードの先が2つに割れており、プロペラ効果と圧力差により小さなキック力で大きな推進力を得ることができます。


使用上の特徴はキック方法が異なること。
普通のブレードは大きくゆっくりとしたストロークでキックをしますが、このタイプは小さく細かいベントニーキックを使ったほうが効率よく推進力を得られます。
また、このフィンワークによりキックの反動や体のブレが減り、姿勢も安定して楽になります。
  
しかし、気をつけないと細かなストロークのリズムが、呼吸も細かくしてしまいがちです。

デメリットとしては、あおり足があまり効きません。
平泳ぎのようなキックではプロペラ効果が得られず、また割れた部分で水を切ってしまい推進力はガタ落ちです。

脚力の弱い人に向いています、脚力が強い人には水の抵抗が少ないことに物足りなさを感じるでしょう。

 <可変式ブレード>

  メリットは、効率良く進むこと

O.P.B.システムにより、ブレードの角度が常に最適に変化しすることによって、反動のマイナス効果を減らしキック力をほぼ100%推進力に変えることができます。
  

先割れブレードと違い、通常のフィンストロークですが、両端点でブレードが曲がるため水の抵抗が弱く、足首にかかる負担が少ないです。

 <フォースブレード>

  メリットは、ダウンキック時に無理なく大きな推進力を得られること


人間の足の形状は、アップキックよりダウンキックの時の方が大きな推進力が得られます。
このフィンは上へ反り返った形状と、ポケットの先をフリーにすることで、ダウンキックの際に使用する筋力を最大限に発揮できるようになっています。

ポケットの先がフリーだとつま先を曲げられるので、激しいフィンキックの時でも、こむらがえりの発生を減少させる効果もあります。

また、流体力学上ベストだと考えられる魚の尾びれを模した広いV字カットになっており、抵抗を減らし速い推進力が得られます。

ジェットフィン、バイオフィンに替わって現在各国の海軍が使用しているのがフォースフィン。


以上、「素材×3種」「ホールド×2種」「硬さ×3種」「ブレード×4種」を紹介しました。
これらを組み合わせると72通りもの種類になってしまいますが、どのタイプフィンが自分に合っているのかはダイビングで実際に使用すれば判ります
●フィンキックをして水がスカスカ抜ける感じ、しっかり蹴っているのに進まない感じがしたなら、フィンが弱すぎます。
  ブレードを硬いモノ、又は長いモノに変えてみましょう。
●フィンキックをするときに足首が曲る、足全体が疲れる、ダイビングの後で踵が痛い場合は、フィンが強すぎます。
  ブレードを軟らかいモノや短いモノ、又は機能タイプに変えてみましょう。



◆アクセサリー
(フィンサポート)

フルフットフィンでフィット感、ホールド感が落ちてきたり、サイズが微妙に合わない場合に付けるアイテム。


◆素足 or ブーツ
フルフットを素足で履くのは気持ち良いです、また綺麗な海底砂地を裸足で歩くのもたまりません (^^)
でも、ブーツは履きましょう!

ボートダイビングしかしないつもりでも、海洋状況によってはビーチしか潜れないこともあります。
またクルーズでも無人島に上陸して遊ぶ場合もあります。

サンドビーチにもガラスやプルトップが落ちていたりしますし、遠浅だとウニがいたりします、そんな場所を素足で歩くのは危険です。
また、ビーチは砂地とは限りません、ゴロタやバラスだらけビーチも多く、そんな場所を素足で歩くのはどだい無理です。

どんな状況にも対応し楽しめるよう、フルフットフィンでもストラップフィンでもブーツを履きましょう


◆ウエットスーツとドライスーツでの使い分け
ウエットでもドライでも同じフィンを履ければよいですが、実際は難しいです。
理由は足のサイズが変わるから。
たとえオーダードライでも、そのブーツの外周はウエットで履くブーツと比べ一回り以上大きいはずです。
つまりウエットの時Mサイズのフィンなら、ドライの時はLサイズのフィンが合うようになります。

ウエットでピッタリサイズのフィンをドライで履こうとした場合。
ストラップフィンなら、なんとか対応できる場合もありますが、やはり着脱が困難になります。
フルフットフィンだと絶望的、まず履けませんし脱げません、無理矢理履くと踵部分が伸びてウエットの時にしっかりホールドできなくなります。

じゃあどうすれば良いかと言うと、フィンをもう一つ買って使い分けましょう。
(もちろん、滅多にドライを着ないならレンタルでもかまいません)
そして、せっかくドライ用として買うなら、
・素材はラバー
・ホールド方法はストラップ
・ブレードは機能フィン
を選ぶと良いと思います。

ドライでは足が浮くと大変なことになります(笑)
それを防ぐためにアンクルウエイトを付けるわけですが、プラス浮力のフィンだとどうしても足が浮き気味になりますし、冬は水温が低いのでプラスティック素材は硬くなってしまいます。

ウエットの時フルフット派の人もドライではストラップフィンにしたらどうでしょう。
ドライという殻を着てる時点ですでに脚力はダイレクトにフィン伝わりません。
そうでなくても動き難いドライです、EN&EXの時にシンドイことをする必要はないでしょう。

ドライを着て潜っていると、どうしても足に空気が溜まることあります。
そんな時、硬いブレードや長いブレードのフィンを履いていると、ドライの中で足が遊び、キックをしてもドライの足首がブラブラするばかりでなかなか進みません。
ところが、機能ブレードだとその状態でも推進力が得られます。


◆お兄の愛用品
(ウエットスーツ用)

apollo(アポロ)のbio-fin pro(バイオフィン・プロ)
(ドライスーツ用)

GULL(ガル)のMANTIS DRY FIN(マンティス・ドライフィン)

◇ウエットスーツ用
最初はフルフットタイプのGULLミューを素足で履いてましたが、ブーツの必要性を痛感し、その際に脱着性を重視してストラップタイプへ移行。
maresクアトロでプラスティックブレードの硬さに踵を痛め、ロック機構バックルに苛立ち、その後S-PROジェットフィン、GULLプロミュー、Cressi-Subロンディンなど色々なフィンを試し、最初に出た先割れフィンapollo sportsバイオフィン・プロを履いたときに自分が魚だった頃を思い出すような快適さを感じました (~0~)

自分の脚力と抵抗感のバランスがピッタリで、ラバーフィン独特のしなりと安定性が心地よく、力を入れないキックでも楽に得られる推進力が軽快。
特に写真を撮るために、魚の前へ大回りで出たりする際は、水泳のバタ足のようなフィンワークで思いっきりキックができ、足を痛めることなく速い速度が得られます。

あおり足が効かない欠点は、ブレード面を上手く水に当たるようにコントロールすることで克服できます。

このバイオフィンに巡り合ってからも、さらにmaresヴォロやF-FINフォースフィン、GULLワープなどを試してますが、今のところお兄にはバイオが一番合ってるようです。

◇ドライスーツ用
初代はmaresのプラナ(プラスティクフィン)を7年使用しましたが、表面の痛みが激しくなり、また足首への負担も大きかったので、フィンとしてはまだ履けましたが引退。

二代目はmaresのヴォロ・パワー(機能ブレード)を選択。
可変式ブレードは、力を無駄にせず効率よく進めましたが、たった2年の使用で半分に折れてしまいました、このフィンはプラスティック部分の耐久性に問題があるようです。

三代目は、GULLのマンティス・ドライフィン。
このフィンはドライスーツ専用で、ラジアルブーツ用にポケットが大きく、さらにソール部を重く作ってありアンクルウエイトが不要なんです。
材質はゴム、ブレードの長さは普通で、硬度は柔らかめ、ホールド方法はワンプッシュ・バックルタイプ。
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<レギュレーター>

レギュは器材の中で最も重要だとお兄は考えています。
それは呼吸を確保するギアであり、命に直結するからです。


◆ポイント
レギュ選定のポイントは‘吸いやすさ’、これに尽きます。
それは、セカンドステージのエア供給システムとマウスピースのフィット感によるものです。


◆ファーストステージ
ファーストステージはダイヤフラム式とピストン式の2機構がありますが、今はどちらもバランスバルブなので、機構の違いを気にする必要はありません。

ただし形状の違いは確認しましょう。
(インターナショナルモデル)
(ジャパニーズモデル)
この違いはタンクに対する取り付け方で、断然インターナショナルモデルをオススメします

タンクのバルブにはLやKと言ったタイプがありますが、海外では形そのものが違うタンクもあります。
日本でしか潜らないという確固たる自信があるなら別ですが、海外でも潜る、特に辺鄙な場所で潜る時にジャパニーズモデルでは取り付かないことが稀にあります。

寒冷地仕様は流氷ダイビングなどの際に使用する空気が凍らないタイプですから、通常は必要ありません。
極寒地でダイビングをする際にはレンタルすれば良いでしょう。


◆セカンドステージ
各メーカーが工夫を凝らしています、そのかいあって今はその機能に大きな差はありません。
ですが、その中でも独特な機構を持つモノを紹介。
(バイパスチューブ機構)


maresが特許を取っているこの機構は、1stステージから来るエアを、2ndステージの手前でマウスピースベースへ直接送ることにより、吸気抵抗を限りなくゼロにした機能。
これにより、地上と変わらないスムーズな呼吸ができ、深呼吸ではない素早い呼吸も可能です。

ただし、あまりにも楽に吸えるため、意識してケチらないとエア持ちが悪くなります (^^;)
(モイスチャーヒートフィン機構)


タンク内の空気は完全に乾燥しています。
SHERWOOD独自のこの機構は、2枚の金属板の間で排気エア中の水分を結露させて吸気エアに湿度をあたえ、喉の渇きを解消してくれる機能です。

ただし、ダイビング中に喉が乾くのはビギナーの頃だけですよ。
(スイベルジョイント機構)


セカンドステージとホース間のジョイント部が可変する機構。
ホースが可動するので、口元にかかる負荷が抑えられ、楽にマウスピースをくわえることが出来ます。

Bismは、前後左右に360度回転できるダブルスイベルジョイント。
TUSAは、約30度の角度まで可動するスイベルジョイント。


◆特殊品
(ダブルホース)

特長は、排気泡が自分の背面ファーストステージ側から出ること。
昔の復刻版ではなく、新開発品です。

(リブリーザー)

自分の排気したガスを循環させて再呼吸するタイプのレギュレーターシステムです。
排気中の二酸化炭素を装置の中で吸収し、酸素を補充してまた呼吸できるガスにする。
つまり、排気泡がでません。
使用するにはTekのトレーニングが必要です。


◆マウスピース
サイズが合っていないと、呼吸がスムーズに行えないうえ、ダイビング中ずっと咥えているのでとても疲れます。
どんなレギュでもマウスピースは交換可能ですから、合ってないと感じたなら、マウスピースを替えましょう。

自分の歯型に合わせたマウスピースを作ることも出来ます。



◆エアフィルター
タンク内の空気が万一汚れていた場合も、脱臭と清浄をしてくれるフィルター。

(バイオフィルター)

ファーストステージとセカンドホースの間に取り付けることが出来るフィルター。
空気清浄用の活性炭フィルターと、タンク内の乾いた空気に潤いとマイナスイオンを加える含水フィルターを装備。

(バイオマイクロ)

ファーストステージとセカンドホースの間に取り付けることが出来るフィルター。
清浄機能を特化した活性炭フィルターのみのタイプ。

(エアリフレッシャー)

センカンドステージ内臓タイプのフィルター。(TUSAのRS-350のみ)
活性炭フィルターが空気の脱臭と清浄を、メタル・ファイバー・フィルターが100ミクロンまでの防塵を行うフィルター。


◆お兄の愛用品

mares(マレス)のRUBY Titanium(ルビー チタニウム) インターナショナルモデル

二代目のレギュも初代に続きmaresを選択。
これは、1stのポペット部にルビーを使い、金属部はチタン製、マレスのハイエンドモデル。

このバイパス機構付きレギュのエアの吸いやすさは目を見張るものがあります。
特筆すべきは、他のレギュでは不可能な25回/分という素早い呼吸が可能な点。
これは激しいフィンワークをした際の呼吸がスムーズに行えるだけではありません。
人は軽いパニックになった時に最初に変化が現れるのが呼吸数と脈拍です。
水中で迷子になって焦ったり、暗闇で恐くなったりした時に呼吸まで苦しくなると、一気にパニックに陥ります。
これを回避し、冷静になるためにも陸上並の呼吸が可能なバイパス付きをオススメします。

ちなみに、お兄のHN「abyss_ny」は初代のレギュ(mares/abyss)から取っています。


スキルが一通り身に付けば、吸気が渋いレギュでも、エアが出っ放しになったレギュでも、吸うたびに海水が混ざるレギュでも、潜ることができます。
しかしそれは海洋状況に問題がない場合であって、急に荒れてきたときは対応が難しいです。
自分に合った吸いやすいレギュを選びましょう。

また1回/年のメンテナンスは必須です、しばらく使用してなくても必ず行いましょう。
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<オクトパス>

オクトパス(予備セカンドステージ)は、バディなどがエア切れになった場合に使うだけでなく、自分のメインレギュにトラブルがあった場合にも使用するので必ず付けましょう


◆タイプ
(ホースタイプ)

 メリット…黄色でよく目立ち、フリー状態なのでエア切れダイバーがすぐ使
 デメリット…える
 デメリット…ホースが1本増える

ブラブラさせていると、岩や珊瑚に引掛けるので、BCにオクトホルダーを付けて保持しておきましょう。

選定ポイントはメインレギュと同じメーカーにすること。
理由はメンテに出す際、正規取扱い店で頼むとメーカー送りになりますが、レギュとオクトが違うメーカーだと別々にする必要があって面倒だからです。
(インフレータータイプ)

 メリット…オクトホースが不要なので器材がスッキリする
 デメリット…エア切れダイバーに突然レギュを奪い取られる可能性がある
 デメリット…メンテ費用が高い

このタイプは自分のレギュをエア切れダイバーに与え、自分がインフレーターを咥えます。
エア切れは緊急自体なので、自分のレギュを外す行動に一瞬でもためらいがあるようなスキルレベルならホースタイプを付けましょう。

バディが替わった場合はバディブリージングの説明をしましょう。


◆アクセサリー
(オクトホルダー)
 
BCに取付け、オクトパスのセカンドステージを保持するもの。


◆オクトの取り付けは左or右?
オクトは左でも右でも、どちらでもかまいません。
ただし、セカンドステージには上下があるので、どちらに付けたかでバディの位置が変わります。

左に付けるのが一般的で、バディへ与える際は自分の左側にバディを配置する。
ただし、自分のレギュが故障しオクトを咥えることになった場合は、セカンドの上下が逆になるのでかなり呼吸がしづらい。

右に付けると、自分は吸いやすいが、バディに与える際にはホースが自分の前を通って左側にいるバディへ与えることになるので、バディとほぼ密着状態になり動きづらい。(バディを右側にするとセカンドの上下が逆になる)

最近では、上下の関係ない便利なオクトパスもあります。



オクトパスも必ず1回/年のオーバーホールを行いましょう
いざという時に使用できなくてはバックアップの意味がありません。
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<BCD>

BCは水中での浮力コントロール、水面での浮力確保をするためのギアですが、ポケットやフックなどに小物類を収納するジャケットとしても便利です。


◆ポイント
BC選びで一番重要なことは‘サイズ’です。
自分にピッタリ合うことが大事、大きすぎても小さすぎてもストレスになります。
最近は女性用にXSも増えてきてます。


◆タイプ
(バックフロートタイプ)

 メリット…小さく、軽い
 デメリット…バランスが取り難い

レジャーではあまり見かけなくなった、軍用に多い。
(スタビライジングジャケットタイプ)

 メリット…BC全体に均一のエアが入るので、態勢を変えてもバランスを崩さない
 デメリット…エア抜けが良い
 デメリット…肩部分のアジャストがないので、サイズが合いにくい
 デメリット…着脱(特にドライ時)しにくい

一世を風靡したタイプですが、近年はアジャスタブルタイプが主流になりつつあります。
でも、Sプロのオレンジスタビかっこいいんですよねぇ。
(ショルダーアジャスタブルタイプ)

 メリット…肩部分が長さ調整できるためピッタリ着れる
 デメリット…バックルで外せるのでドライでも脱ぎやすい
 デメリット…特になし

最も種類が豊富です。
バックルを外しポールを通せるので船上でも干しやすい。
(オーラルインフレータータイプ)

 メリット…ホース類の引掛かりが減る
 デメリット…重い
 デメリット…部品が専用なのでメンテ費用が高い

オクトのみが一体になったタイプから、レギュ、オクト、ゲージまでが一体になったタイプまである。

ウエイトホルダー付きのBCも多く出てきています。
 
メリットは、水中で不意に落としたり、ボート上で自分のウエイトが分からなくなったりすることを防止できます。
デメリットは、BCの着脱時に重い。
ウエイトは緊急時に簡単に外せることが必要です、BCのウエイトホルダーもイージーリリースが可能ですが、他人にはどこに付けているのか分からないという問題があります。

インフレーターが、左下部に固定されたタイプもあります。

常に固定された位置にあるので、探す必要がなく、すばやい操作が可能。
また、給排気の際に無駄な動作を必要としないため、体勢を崩すことなくスムーズな浮力調整を行うことができる。


◆タンクバックル
(プラスティックタイプ)

 メリット…タンクサイズに合わせてスムーズに長さ調整が出来る
 デメリット…割れることがある

バックルとベルトのアッシー部品が売っているので割れても交換はできる。
(メタルタイプ)

 メリット…破損にしくい
 デメリット…長さ調節が若干しにくい

バックルを止めるときに指を挟むとバッサリ切れるので、お兄は好きじゃないです。
(スクリュータイプ)

 メリット…途中でズレることがない
 デメリット…特になし

全てのBCに取付け可能です。
(エアロックタイプ)

 メリット…途中でズレることがない
 デメリット…エアロック接続キットが必要

全てのBCに取付け可能です。


さて、各種の特徴を挙げましたが、お兄は器材の中ではBCはさほど重要とは思っていません。
ダイビングに慣れ、中性浮力が取れるようになると、どんなBCでも関係ないです。
極端な話、BCに小さな穴が開いたって潜れます。

それは、適性なウエイトを付けていれば浮力はほぼ±0ですが、人間の肺には平均で約4Lの体積があります、肺での浮力コントロールが出来るようになると、4kgのウエイトを自在に取外しするのと同じ効果がえられるからです。
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<ゲージ>

ゲージのメインは残圧計ですが、今は複合タイプが一般的です。
「残圧計」「深度計」「コンパス」の3つは必要で、「水温計」が付いていればなお良し。

深度計はダイコンがあれば代用出来ますが、バックアップがあるに越したことはありません。

コンパスは見ない、使う必要がないというダイバーが居るなら、OW講習を受け直すことをオススメします。

日本のファンダイビングスタイルは‘ガイドに全てお任せ’感が強いですが、残圧も水深も方向も自分で確認しましょう


◆タイプ
(1連ゲージ)

 メリット…特になし
 デメリット…深度計とコンパスを別に付ける必要がある

メインとしてより、バックアップ用として付けることが多い。
(2連ゲージ)

 メリット…特になし
 デメリット…コンパス又は深度計を別に付ける必要がある

全てを一体タイプにした方が、セッティングが楽だし、忘れたり失ったりすることが減ります。
(3連ゲージ)

 メリット…セッティングが楽
 デメリット…特になし

コンパスが表側に付いたタイプと、裏側に付いたタイプがありますが、3つ全てが表側に付いたタイプの方が良いです。
理由はコンパスを失うから。
ゲージに付いてるコンパスは固定されているわけでなく、嵌めこんであるだけです。
それは砂噛みしてベゼルが回らなくなったときに外して掃除できるようにですが、ダイビング中に岩場などで引掛けるとコンパスがポロッと落ちます。
表なら気づきやすいですが、裏だと気づいたときにはもう遅いことがあります。
(ダイコン一体ゲージ)

 メリット…残圧、深度、ダイコン機能が一つの画面で確認できる
 デメリット…ダイコン規定違反でロックしたり、故障した場合、一度に全てが使えなくなる

リストタイプのダイコンと1連ゲージのバックアップを付けておく方が良いでしょう。


◆お兄の愛用品
(メイン)

UWATEC(ウワテック)のALADIN・AIR(アラジン・エア)
(バックアップ)

OCEANIC(オーシャニック)のポニーボトルゲージ

コンソールタイプでありながら、本体を取り外すことができるので、ログ付けにも使えます。
また、パソコンと繋ぐことにより、潜水中の「水深」「呼吸量」「生理データ」「体組織データ」「水温」が確認できます。
コンパスを2回落としたことがあるので、今はマジックテープで保持できるように改造しました。
ちなみにコレはウワテックがSプロに吸収される前の製品のため、今はもうありません。

バックアップとして、ポニーボトルゲージをファーストステージに付けてます。
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<ダイブコンピューター>

ダイコンは減圧症防止等に非常に役立つ大事な器材です、必ず一つは付けましょう


◆ポイント
ダイコンの機能自体はどれも大きな差はありません、表示の‘見やすさ’で選びましょう。
パソコンに繋ぎ、詳しい潜水データを呼出せるモノも多く出てきてます、ログ付けに凝りたい人向き。


◆タイプ
(リストタイプ)

 メリット…特になし
 デメリット…特になし

 

トランスミッターで残圧をチェックできるモノもある。
(腕時計タイプ)

 メリット…特になし
 デメリット…特になし

普通の腕時計のように普段も使用できる。
(コンソールタイプ)

 メリット…残圧、深度、ダイコン機能が一つの画面で確認できる
 デメリット…ダイコン規定違反でロックしたり、故障した場合、全てが一度に使えなくなる

バックアップ用のダイコンと1連ゲージを付けておく方が良いでしょう。

最低限、ダイコンの表示データは完全に理解しておきましょう。
ダイブプランぐらいは組めるように。

メーカーによって演算アルゴリズムが違います、人によって、また体調によっても減圧症の掛かりやすさは変わりますので、過信しないことも大事です。

無減圧潜水が基本ですが、その場合でも安全停止は出来るだけ行いましょう。

あまり小型のタイプを選ぶと、表示も見にくいですし、電池も早く無くなりますよ。
(バックライトが点かないと表示が見えないようなモノはやめましょう、電池の消耗がとても早いです)
電池交換には約2週間掛かります、潜りに行く計画を立てたら、ダイコンの電池残量を確認しておきましょう。

最近は世界的にもナイトロックスが使えるショップが増えてきました。
今から購入するなら、ナイトロックス対応か確認して下さい。


◆アクセサリー
(フェイスガード)

ダイコンの画面を守る保護カバー。


◆お兄の愛用品
(メイン)

UWATEC(ウワテック)のALADIN・AIR(アラジン・エア)
(バックアップ)

CACIO(カシオ)の潜水王

メインはコンソールタイプ、本体をホースから取り外すことができるので、ログ付けにも使えます。
また、パソコンと繋ぐことにより、潜水中の「水深」「呼吸量」「生理データ」「体組織データ」「水温」が確認できます。
デジタル液晶画面のフェイスガードが割れやすいので、そのカバーを保護する(笑)ためにアルミテープを貼ってます。

バックアップ用に、腕時計タイプを使ってます。
潜水中に水温も見れますが、ダイコンというよりログメモリーです、メインには向きません。
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<ウエットスーツ>

ウエットスーツは保温のためと、体を保護するために着るものです。

重要なのはサイズが自分の体型に合っていること。
ウエットスーツでは、ウエットと体の間に入った水を体温で温め、その水が体を取り巻くことにより防寒するので、ウエットが大きく隙間が広いと水が入れ替わってしまい保温力が激減します。
逆に小さいと動きづらくストレスになるうえ、着脱の際に破れる危険もあります。

多少値は張りますが既製品よりサイズオーダー品を作りましょう。
レンタルウエットで寒さを感じたことがある人、オーダーウエットの保温力には感動しますよ。

サーフィン用のウエットでも潜れますが、保温力や補強ポイント、動きやすさが違うので、ダイビング用のウエットをお奨めします。


◆ポイント
選定ポイントは‘厚み’‘素材’‘タイプ’の3つ。


◆厚み
どんな場所でよく潜るかで選べばよいと思います。
(1〜2mm)

水着だけで潜れるほど暖かい海で、保温よりクラゲやガヤ等からの保護を目的として着る。
ウエットというより、ラッシュガードやインナーに近い。
(3mm)

暖かい海外をメインに潜る人向き。
日本で快適に着れるのは8月の一ヶ月ぐらい。
(5mm)

日本も海外も両方で潜る人向き。
日本で快適に着れるのは7〜9月の三ヶ月ぐらい。
(6.5mm)

伊豆以北や日本海をメインで潜る人向き。
ドライスーツを着ずに一年中ロクハンで潜る人もいる。
(7mm以上)

海外の寒い地方で潜る人が着る厚み。


◆素材
メイン素材は独立気泡のネオプレンゴムで作られており、その表面(外、内)の処理方法により色々な種類がある。
最近は単一素材の物より、内外で違う素材や、何層にもなった複合素材が一般的。
(スタンダードジャージ)

 メリット…どんなカラーリングも可能、安価
 デメリット…保温力が一番低い

ジャージは吸水性があるため、EX後の気化熱が大きく、着たままだと寒い。
(特殊ジャージ)

 メリット…どんなカラーリングも可能
 デメリット…特になし

ポリエステルの代わりにナイロンを用い耐久性に優れたライクラや、伸縮性に優れたスーパーネッスルなど、何種類かある。
最近の流行素材。
(スキン)

 メリット…保温力が一番高い
 デメリット…着脱しにくい、非常に破れやすい、色は黒のみ

スキンは水を弾くので、EX後も表面がすぐに乾き放熱が少ない。
フラットスキンより
強度に優れた、サンドスキン
破れに優れた、スキンメッシュ
などもある。
(起毛)

 メリット…中空糸なので保温力が高い、乾きが速い
 デメリット…中空糸なので浮力が大きく、ウエイトが増える

メーカーによってエアーストレッチやエアーバックスと呼び名が違うが、ポリエステル中空糸使用した超軽量・超速乾の起毛ジャージのこと。
内側専用で使われる。
(アモルファス金属系素材)

 メリット…乾きが早い
 デメリット…使い込むと剥がれてくる

超微粒アルミニウムなどを吹付けた素材。
ジャージよりは保温力が高いが、スキンや起毛よりは保温力が低い。


◆タイプ
(スプリング)



手足が覆われていないウエットスーツ、暖かい海用。
(シーガル)



腕が覆われていないタイプ、暖かい海用。
(ワンピース)



一般的で、最も種類が多い、フルスーツとも呼ぶ。
(ツーピース)



ロングジョンやシーガルと、ボレロを合わせたタイプ。
体部分は2枚重ねになる上、セパレートで水の浸入が少ないので保温力が高い。
ボレロを脱ぎ着することで、暖かい海〜寒い海まで応用範囲が広い。
(かぶり)



厚みはロクハン、素材は両面スキン、フードまで付いたツーピース。
上着も胸までのボレロではなく、股まで覆う最も保温力が高いウエットスーツ。
ただし、見た目が海女さんのよう (^^;)
(セミドライ)



2タイプある。
ウエット寄りのセミドライは、ファスナーが防水性になっているだけで基本はフルスーツ。
ドライ寄りのセミドライは、首と手首がシール性で、足はブーツ一体型、水着で着る。


◆ファスナー

取付けておくと、脱着時とても楽になります。


◆アクセサリー
(ラッシュガード)

保温力を高めたり、体を保護するために着るもの。
材質はナイロン製から中空のポットカプセル、起毛まで色々ある。

(ベスト)

厚みが3mmで保温性向上のために着るもの。
材質はウエットスーツと同じで、色々なものがある。

(フード)

頭部の保温を目的で被るもの。
水中では体温の70%が頭部から失われるため、フードを被ればウエットスーツの厚みをワンランク落とせるほどの保温力がある。


注意:ウエットスーツを作ったら体型を維持しましょう。
    太ると着れなくなり、痩せると保温力がガタ落ちになりますよ。


◆お兄の愛用品

mobby's(モビーディック)のマキシマム、5mmのツーピース

初代はフルオーダーの5mmワンピースを着てました。
約400本潜り、厚みがかなりヘタってきた上、数ヶ所破れたので引退。

お兄は寒がりなので、二代目はツーピースを選択。
これが驚くほど暖かい!
水温20℃なら40分ぐらいは寒さを感じずに潜れます。

そして、着やすい!
ロングジョンは片側肩ベルクロ、ボレロは前ジッパーなので、髪の毛や、ラッシュガードなどのインナーを着たときもチャックで挟みません。

起毛素材の速乾性は素晴らしい!
脱ぐとすぐに乾きます、2本目着るときもまったく濡れている感じがしません。
ただし、浮力が大きく、ウエイトが1kg増えました (>_<)

暑い海なら、ボレロを脱ぐ。
それだけだと腕が丸出しになるので、長袖のラッシュを着る(ガヤやクラゲ防止)。
暑い海〜寒い海までかなり応用範囲が広いですよ。

おまけとして、スタイルが良く見えます(笑)
ボレロのおかげでウエストが細く、足が長く見えるので。

デメリットは、ハンガーなどがないとボレロが干しにくい。
水面休息時に、腰までウエットを脱ぐって格好が変(笑)
ロングジョンは片側の肩ベルクロなので、ベロッとは脱げないため、腰まで中途半端に脱ぐと、腰のあたりでクルクルっと丸まっちゃいます。
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<ドライスーツ>

水温が下がる(人によって違いはありますが20℃ぐらいが限界)と、ウエットスーツでは寒くて潜れなくなります。
低い水温でも防寒し、潜れるようにするスーツがドライスーツです。

ドライスーツはその名の通り、スーツの中に水が入ってきません。
スーツの中に空気の層を作ることにより冷たい水から体を断熱し、防寒します。
ドライスーツの中は、スエットなど服を着て潜ります。
日本の場合は沖縄などを除き、一般的にウエットスーツよりドライスーツを着る期間の方が長いです。


◆ポイント
首と手首のシールで完全に防水する必要があるので、レンタルスーツはなかなかサイズが合いません。
またブーツのサイズが違うと非常に潜りにくいため、フルサイズオーダーをすることをオススメします。


◆タイプ
(ネオプレーン)

 メリット…種類が豊富
 デメリット…浮力コントロールが比較的容易

ウエットスーツと同じく、素材は色々ある。
内面はスルッと着れ、保温力が高い起毛素材、外部表面は気化熱がすくないソフトラジアルがオススメ。

背中ファスナーが一般的(一人ではファスナーの開閉が出来ない)ですが、

ファスナーが前にあり、一人で脱ぎ着できる物もあります。
(シェル(ファブリック)

 メリット…水切れが良い、小さく折りたためる、軽い、ヘタらない
 デメリット…空気層が大きいためコントロールが難しい

シェルタイプは、スーツ自体は防水機能のみで保温力はほとんどありません。
中に着る服の量で保温を行います。
そのため、ネオプレーンタイプより幅広い水温に対応できますが、その都度ウエイト量も変わります。

ネオプレーンタイプより、体部分はルーズです。


◆吸気弁
スーツ内にエアを入れ、スクイーズを防ぐ。

タイプはマニュアルのみ。

位置は胸が一般的だが、腕、腰の場合もある。



◆排気弁
スーツ内の余分なエアを出す。

メイン排気弁は左腕にあり、オート⇔マニュアルが切替えれる。

オプションでリストバルブやフットバルブも付けれる、オートのみ。

慣れれば不要だが、フットバルブは初心者の頃便利。
もし付けるなら、ロック機構があるタイプにしましょう。


◆アクセサリー
(アンクルウエイト・インソールウエイト)

足に空気が溜まると、逆立ち状態になり、最悪吹上げを起こしてしまう。
それを防止するために足に付けるウエイト、500〜1000g/個。

(ウエイトベスト)

ウエイト入れることが出来るベスト。
ドライの場合ウエイト量が多いので、腰に負担を掛けないよう上半身へ分散する。
(ただし全てのウエイトをベストに入れてしまうと、非常にバランスが悪くなるので半分は腰に付けましょう)

(ネック&リストシール)

激しい動きをしたときにも水の浸入を防ぐベルト。
ベルクロなどで自由に締めれる。

(バイオシール)

皮膚と同じような感触で肌に吸い付くように密着。
ドライスーツ着用時の圧迫感を軽減し、水没を防止する手首、首のシール。

(フード)

頭部の保温を目的で被るもの。
水中では体温の70%が頭部から失われるため、保温効果は絶大。
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<グローブ>

グローブは手を保護するために着けるモノですが、ダイビング中には基本的に何も触ってはいけないので、本来は不要です。
しかし、突然のカレント等で何かに掴まる必要が出たときに、素手だと不意に怪我をする危険があります。
着けるべきか着けないべきか迷ったら、着けましょう。

そして、グローブを着けるならいつも着ける、着けないならいつも着けない、どちらかに決めておくほうが良いですよ。
気分で着けたり、着かなかったりしていると、ボートや器材干し場に忘れますから。

ただし、国立公園指定されている海域では、グローブ着用禁止が普通です。
(グローブを着けていると安易に生物に触ったり、着底したりするため)
その場合はメッシュバックにしまいましょう。

また、普段はグローブを着けない人も、ブリーフィングで流れがあるため掴まることがあるとの説明があったら借りて着けましょう。


◆タイプ
(スプリンググローブ)

 厚み1.5mm。
 一般的なタイプ、年中使えます。

(サマーグローブ)

 メッシュになっているので、冬場には向きません。

(ウインターグローブ)

 厚み3.0mm。
 手首を閉めれるタイプの方が保温力があります。
 手の平側に滑り止め加工があるモノが便利です。

(フォトグローブ)

 カメラを操作しやすいように、右手の人差指と親指部分が無いタイプ
 や、手の平側がポリウレタン素材になったタイプ等があります。



お兄はグローブを着ける派です。
何かに掴まる必要が出た時に、岩だと思ったらファイヤーコーラルだったりウニが隠れていたりすると素手だと怪我をしますし、シッカリと掴まれません。

強烈なカレントの際に自分だけが掴まれないと漂流の危険があります。
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<ブーツ>

ブーツは足を保護するため、保温するため、フルフットフィンでもストラップフィンでも履きましょう

ボートダイビングしかしないつもりでも、海洋状況によってはビーチしか潜れないこともあります。
またクルーズでも無人島に上陸して遊ぶ場合もあります。

サンドビーチにもガラスやプルトップが落ちていたりしますし、遠浅だとウニがいたりします、そんな場所を素足で歩くのは危険です。
また、ビーチは砂地とは限りません、ゴロタやバラスだらけビーチも多く、そんな場所を素足で歩くのはどだい無理です。
『真栄田岬』や『グロット』などクリフポイントでは、フル器材を背負ったまま階段や岩場を歩くので、素足は不可能です。

どんな状況にも対応し楽しめるよう、ブーツは履きましょう。


◆タイプ
(ショート)

 ファスナーがなく、フルフット向き。

(ロング)

 靴底の材質が色々とありますが、滑らないモノを選びましょう。
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<ナイフ>

ナイフは危険な生物と戦うために使うのではなく、捨てられた網や釣り糸に引っ掛った時それを切るために使うモノです。

そのため、大きなブレードのモノは必要ありません。
また、切先や刃も本当は不要です。
必要なのは、ラインカッターとノコギリ刃、こちらの方が有効に使えます。
 

ブレードの材質はステンレス製が多いですが、メンテナンスを怠ると絶対に錆びます。
いざという時に使えないと持っている意味がありませんから、ダイビングの後には必ずメンテをしましょう。

しかし、どうしても忘れがち、面倒くさいという人は、値は張りますがチタン製を選ぶと良いです。


取り付け方は、腕や足に付ける方法と、BCに付ける方法、ホース類に付ける方法があります。
  
付けっぱなしにでき忘れる心配のない、すぐに手が届く、BC取付けをオススメします。


◆お兄の愛用品

 ミニザック・ベータ
 蛍光イエロー

切先がなく、小型で、色んな部分に取付けれる部品があります。
お兄は右利きなのでBCの左側に付けてます。 

ちなみに、今までのところナイフを使用するような事態には一度もあってません。
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<セーフティグッズ>

漂流など、いざという時に生存に関わるモノです。


(シグナルフロート)

レギュやオクトでエアを注入して膨らませるマーカーブイ。

(シグナルミラー)

空へ光のシグナルを送る鏡

(セーフティストップアンカー)

アンカーロープがない場所で安全/減圧停止を容易にするフロート。
5mロープとフックが付いている。
使用にはコツ(距離、浮力調整)が要ります、練習が必要。

(アクアマーカー)
 
漂流などの緊急時に水面を染めて位置を知らせる海面着色剤、1本で25mプールサイズを着色可能、約4時間持続。


全てを持つ必要はありませんが、シグナルフロートだけは持ってましょう
ドリフト中のバディEXの時、グループとはぐれた時、漂流した時などに非常に役に立ちます。
また、神子元やパラオでは持ってないと潜らせてもらえません。
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<バッグ>

器材を運ぶためにはどうしても必要です、用途によって使い分けましょう。


◆タイプ
(メッシュバッグ)
 
器材を入れるバッグで、水をきれるように底と側面が網状になっている。
背負えるモノもある。

(ウォータープルーフバッグ)

ボートダイビングの時など、濡らしたくない物を入れる防水バッグ。
口がマジックテープやバックルで閉じれる。

(キャリーバッグ)
 
飛行機や宅急便で器材を送る際に使用する。
ハードケースは頑丈だが重さがネック。


メッシュバッグは、ボートで1ヶ所に集められたりするので、派手なモノや分かりやすく目印を付けた方が良いです。
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<アクセサリー>

ダイビングに使うアクセサリーには色々なモノがあります。
全てを挙げるとキリがないので、実際にお兄が使っているモノや、必要、便利だと思うモノだけを紹介します。


(フック、ホルダー)
   
BCに付け、ゲージ類やアクセサリー類を保持するために使用する。
自分の器材に必要なタイプ、サイズ、数を付けましょう。
手がフリーになる、引っ掛る危険防止、珊瑚などを痛めない環境配慮の一石三鳥です。

(水中ライト)
   
ナイトダイビングやケーブ、レックダイブの際に使用するだけでなく、岩の割目や擬態生物を発見するのにも便利。
また、透明度が悪くグループからはぐれそうな時にも役立ちます。
ただし、ヘッドを回転させて点灯するタイプは間違えて浸水しやすいのでスイッチタイプにしましょう。

(エアーガン)

中圧ホースに取付け、カメラに付いた水滴を吹飛ばすために使用する。

(フォーン)
 
中圧ホースに取付け、水中でバディや仲間に合図を送るブザー。
水上でも鳴る水陸両用タイプは、トラブル時のセーフティグッズとしても有効。

(指示棒)

生物を指したり、タンクを叩いて合図を送るために使用する。

(カレントフック)

水中での撮影時や待機・緊急時に、フックを岩などに引っ掛け流されるのを防ぐ。

(セームタオル)

吸水性、速乾性に優れ、絞れば何度でも水を吸い取れる。

(ボートコート)
 
ナイロン地からウエットスーツ地までさまざま、一着あると便利。

(ギアハンガー)

軽器〜重器まで一度に干すことが出来るハンガー。


◆お兄の愛用品

 フォーン&エアガン
 ウエットの時は、ドライホースを利用してフォーンとエアガンを付けてます。


 水中ライト
 ライトは拡散⇔集中を変更できるタイプ。


 ホルダー、フック
 大型フックは、両手を使いたい時にカメラを掛けたり、階段を上ってEXする場合はフィンを掛けたりするのに利用して
 ます。
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<購入方法について>

ここまで各ギアごとに選定注目ポイントを説明してきました。
冒頭にレンタル器材はお金の無駄のようなことを書きましたが、実際に自分に合ったギアを選ぶ際には色々なタイプのギアをレンタルで借りて使用感を吟味するのは一番優れた方法です。
ただし、ビギナーの頃は違いがハッキリ判らないことが普通ですが… (^^;)

さて、自分に合ったギア、欲しいギアが決まったら、あとは購入するだけです。
ですが、正規代理店や自分が所属する都市型ショップで購入する必要はまったくありません。
ショップ側は、自分の店で買った方がアフターフォローやメンテナンスも出来るから良いよなどと言うでしょう。
営利追求型の都市型ショップでは、別の店で購入すると露骨にイヤな顔をするかもしれません。
しかし、器材は安くはありませんし、通常の都市型ショップは1割ぐらいの値引きしかしてくれません。
また正規代理店購入でなくてもワランティカードは付いてきます。

レギュなどのギアは1回/年のメンテが必要です。
ですが、メンテは購入したショップで行う必要はなく、よく行く現地サービスでもしてくれますし、通信メンテ店もあります。
それとワランティカードはギアに元々不具合あった場合にのみ修理保証をしてくれるカードで、通常のメンテ費用は1円も安くなりません。

つまり!
決まったギアがあるなら、通販でもオークションでも、とにかく安く買った者勝ちなのです!!

では、最も安く購入する方法はなんでしょうか。
バラで買うなら、海外で買う、量販店で買うのが安いでしょう、定価の3割引き程が妥当な値段だと思います。
今ならオークションも大変有効です。
さらに、常連さんにのみ、ほぼ原価?(6〜7割引き)で売ってくれる現地サービスも稀にあります。

ですが、一番安く買う方法は‘まとめ買い’でしょう。
まずダイビング雑誌の後ろの方などに載っている格安店にTELしまくり、欲しいギアの価格を聞きます。
 *ここでポイントは、FAXなどで価格表をもらっておくと、この後で交渉がしやすいです
そして、それぞれを比較する。
すると、A店はレギュが一番安いが、ダイコンはB店の方が安いなどということが判ります。
そこで、定価からの割引き率が大きい店、または自分が足を運べる店を選び、「おたくの店で器材を全て買いたいが、○○はB店がXX円で売ってた、それに合わせてくれるか」と交渉するのです。(ここで他店の価格表があると強い)

「面倒くさい」と思いますか。
しかし、この手間を掛ける価値があるほど、ギアは値段が変わります。

さらに一緒にCカードを取った友人などがいれば威力倍増、友人の分もまとめて全て買うからと言えば最安値(半額は確実)で購入することができます。

実際にお兄はこの方法でバディと共に、欲しかったギアを全て(軽器各種、重器各種、オーダーウエット、オーダードライ、メッシュ、スーツケースまで)総額70万円以上の物を30万円で購入しました。

この方法のデメリットは、交渉術より、まとめ買いするための資金でしょう (^^;)

皆さんも、自分に合った、気に入ったギアを買って、安全で楽しいダイビングをしましょうね (^^)b
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<器材メーカーへのリンク集>

SCUBAPRO(SCUBAPRO、UWATEC)
mares
S.A.S(S.A.S、REYSON、DACOR、ATMic)
TUSA
Cressi-sub
AQUA LUNG(AQUA LUNG、SEA QUEST、APEKS、Aqua sphere)
AP SYSTEMS(SHERWOOD SCUBA、Zeagle、PELICAN PRODUCTS、O.S.SYSTEMS)
OCEANIC
Dive Rite JP
THE GULL
apollo sports
Hi-Tech Dive(FORCE FIN、OMS、MANTA、CUSTOM Divers)
王者
FL CORPORATION(SUUNTO、Seac Sub、Techinisub)
Bism
HUSE
MOBBY'S
World Dive
ZERO
THINGY
SUNFUN(SUNFUN、Cressi-sub)
HELLY HANSEN
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