Cカードを取ったらいよいよファンダイビング、海の素晴らしさ、楽しさを満喫しましょう。 本来は「Cカードを持っている=バディダイビングが出来る」ってことですが、Cカードを取ったばかりの頃はまだまだスキルが不十分。 そこで、いきなり海外などへ潜りに行くのではなく、近場の海でスキルアップを行いましょう。 スキルが向上する過程自体も面白いですし、スキルが上達すればダイビングの楽しさはどんどん増し、安全性も高まります。 特にCカードを取った1年目は大事です。 最低でも1回/月は潜りに行くようにしましょう。 そして出来ることなら、講習内容を覚えている初めのうちに詰めて潜りましょう。 最初の20本ほどを2ヶ月で潜った人と1年掛けて潜った人とでは、上達度はまるで違います。 中性浮力など、一旦身についてしまえば自転車の運転と同じで、その後ブランクが空いても忘れないものですが、最初が飛び飛びだといつまで経っても身につきません。 初心者ではなく、せめて半人前になってから海外や沖縄へ行くことをオススメします。 何故なら、 「ビギナー=スキルが不足=ガイドの手が掛かる=他のゲストに迷惑=危険」 という図式が浮かぶため、せっかくの良い海でも、透明度の良い、魚影の濃い、面白い、沖のポイントには連れて行ってくれないことが往々にしてあります。 (ポイントのリクエストをした時に、ガイドが「そこは海洋状況が良くないから」と説明した場合、それはあなたの技量が不十分だという意味です) また、自分のスキルに自信がない状態だと海底の見えないようなポイントでは不安が先に立ち楽しめないでしょう。 よく一人前のダイバーを目指してと頑張ろうなどと言いますが、この一人前とはどういうレベルでしょう? 初心者、半人前、一人前とランク別けした場合、その違いはダイビングをやっている期間ではありません、本数でもなく、それはスキル習得度合いです。 お兄が考えるランクの目安は、 初心者…下記以外のダイバー 半人前…アンカーロープなしで潜行(ヘッドファーストを含む)、浮上、安全停止が出来る、中性浮力がとれる ガイドの手を煩わせず、他人に迷惑をかけないダイバー 一人前…ガイドなしのバディダイビングが出来る、種々のトラブルに対応できる 初心者など他人の面倒を見れるダイバー 一人前になるまでどれぐらいの期間、本数が掛かるかは人それぞれです。 ですが、もっとも近道なのは数を潜ることです。 さあファンダイビングに行きましょう! |
<ファンダイビングを行うには> @海外リゾートで潜る Aクルーズで潜る B国内現地サービスで潜る C都市型ショップで潜る が普通です。 (今の日本の海岸はショップを通さず、漁業権に抵触せず、完全にフリーで潜れる場所はほとんどありません) @とは海外現地サービスになります、国内離島の現地サービスはBよりむしろ@に近いでしょう。 @〜BとCの大きな違いは、@〜Bは自分で現地まで行く必要があることです。 しかし、最寄の駅又は宿まで行けば、ほとんどのサービスが送迎してくれます。 では順番に比較し、メリット、デメリットを挙げてみましょう。 |
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<海外リゾートで潜る> 海外旅行で行くような場所とは別に、ダイバーしか行かないような場所も数多くあります。 そういった秘境ほど、海は素晴らしく、国内では決して見ることのできない魚達、感じることのできない感動が待っています。 個人手配(ツアーやフリー)で行くことになります。 ・メリットは、言うまでもなく、その海でしか見れない固有種や特徴があること。 海が綺麗、魚影が濃い、暖かいなど、挙げ出したらキリがありません、最高に楽しいでしょう。 ・デメリットは、旅行代金として総額が高い、マイギアを運ぶのが大変。 台風などの予期せぬ自体が発生した場合の変更がききません。 まとまった休みが必要であることもデメリットでしょうか。 初心者のうちに行っても十分には楽しめません、せめて半人前になってから行きましょう。 |
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<クルーズで潜る> 日帰りでは行けないような沖合いのポイントを潜る場合に、ダイビングクルーズという手段を使います。 クルーズは海外だけでなく、日本でもトカラ列島クルーズなど簡単には行けない場所ではクルーズが就航しています。 ・メリットは、一般ダイバーが行けないような場所を潜ることができる。 1日4本前後と潜れる本数が多い。 食事から宿までが一緒になっているので、ダイビングのことだけを考えていればよい。 同じクルーズになった人達とすごく仲良くなれる。 総額で見るとリゾート滞在より安くなる。 ・デメリットは、船酔いすることがあり、しかも逃げ場がない。 食事が合わなくても我慢するしかない。 部屋が狭い。 まとまった休みが必要。 もちろん、船酔いは酔い止めで対応できます(朝と夕食後の2回飲む)し、食事はふりかけやカロリーメイトなどを持って行けばなんとかなります。 ダイブクルーズは、日常生活に復帰するのが困難になるほど、とにかく楽しいですよ (~~) ただし、初心者では潜るのが難しいこともありますし、ナイトダイブも行われますので、AOWを取ってから行くことをオススメします。 |
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<国内現地サービスで潜る> 日本でダイビングが出来る場所には必ず現地で営業しているダイビングショップがあります。 例えば、お兄が住む三重県では「甲賀」「南島」「南勢」「道瀬」「尾鷲」「三木浦」「ニ木島」「熊野」で潜ることができ、総数12店舗の現地サービスがあります。 そこへ直接予約をして、自分で現地まで行き、潜ります。 ・メリットは、ダイビング費や交通費のみなので安い。 現地サービスはリピーターが大きな収入源なので親切で、ゲストの顔やレベルをすぐに覚えてくれる。 とてもアットホームで居心地がよい。 その海を専門に潜っているガイド達がいるので、年間を通じて見れる生物や、見所を把握しており、リクエストに答えて くれる。 時間が自由。 泊まりで行く際もゲストハウスや安い民宿を紹介してくれる。 ・デメリットは、自分で行く必要がある。 車を持っていなくても電車で最寄の駅まで行けば送迎してくれるサービスは多く、何度も行くなら器材も預かってくれます。 日本の海には海外にはない楽しさや特徴があります、その魅力を堪能するためには現地サービスを利用するのが一番。 スキルアップにも最適です。 |
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<都市型ショップで潜る> 日本のダイバーは、Cカード取得や器材購入と同じく、このスタイルで潜りに行く人が一番多いのではないでしょうか。 都市型ショップが企画するツアーに参加して潜る。 お兄はオススメしませんが…。 ・メリットは、いつも同じガイドやメンバーなので安心する。 集合場所にさえ行けば、現地までの送迎、ガイド、食事まで全て面倒をみてくれる。 ・デメリットは、とにかく高い、国内や海外で潜る費用は個人手配の約2倍、沖縄などの国内離島では4倍近い費用が掛 かる。 ショップガイドは専門の海があるわけではないので、各海やその時々の特徴には疎く、レアモノなどのリクエストは難し い。 時間の自由がきかない、行きも帰りも決められた時間。 ショップが決めたツアーに参加するため、潜りに行く場所の自由度がない。 |
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自分の置かれている状況(住所、休み、お金など)に応じて、@〜Cを選べば良いと思います。 しかし、海の良さを知るためにも、スキルアップのためにも、本数を潜るためにも、費用を節約するためにも、Bを基本にして、連休が取れるときに@、Aで潜るのが理想でしょう (^^) |
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