小笠原 ログ | ||
2003/8/11 | 気温 | 34℃ | 水温 | 24℃ | 透明度 | 15m |
ポイント名 | 長崎 | |||||
小笠原の1本目はチェックダイブもかねてアンカリングされたポイントへ。 ブリーフィングは時間を掛けてしっかり行った後、チーム別け。 が、1ガイドにゲスト13人、サブガイドもバディ組もなし、マジで!? ゲスト達も困惑顔、透明度が良いから平気なんやろうけど…。 なるほど、あのシッカリしたブリーフィングは「迷子になったら、自分でなんとかせい」ってことか (^^; エントリーするとミナミイスズミの群れ。 下は白い砂地で小さな根がポツポツある。 砂地はなだらかに下ってて、お兄らもそれに沿って深度を下げる。 砂地にはアカエイやテンスの若魚。 小さい根には、カシワハナダイやキンメモドキの群れがいる。 向こうから泳いでくる魚は、おぉ!これが見たかった日本固有種ユウゼン。 チョウチョウウオの仲間やから手の平サイズかと思ってたらデカイ、20cmほどもある。 すんごい綺麗な模様、‘ユウゼン’って名づけた人はセンス良いで、大阪人やないな(笑) ガイドが死サンゴをひっくり返して何か見つけた様子。 行ってみるとキンチャクガニ、手にもったイソギンチャクを振りかざして威嚇してる、でも怒れば怒るほどカワイイ (*^o^*) アンカーの方へ戻ると、大きめの根にチョウハンとアジアコショウダイの群れ、南の海っぽいやん ^^) ボートの下にはまだミナミイスズミの群れがいて、5m×3分の安全停止時も楽しませてくれた。 |
2003/8/11 | 気温 | 34℃ | 水温 | 24 ℃ | 透明度 | 15m |
ポイント名 | 赤岩 パートU | |||||
エントリーすると、中層はツバメウオの群れ ^^) 写真を撮って、海底集合。 ドロップオフを左手にして進む。 イソバナにはアジアコショウダイの幼魚、イシサンゴの間にはナンヨウハギの幼魚。 沖から泳いでくるのはカッポレの若魚達。 岬の先端までくると海流があって、その流れに乗ってドリフト。 楽ちんで気持ちいいけど、ゲストはバラバラ、ガイドは人数チェックもせずほったらかし (--; ここで流されたら文字通り太平洋の真ん中やで(苦笑) お兄の定位置はいつも先頭から2番目。 岩に掴まってグループの最後尾まで下がりながら人数を数えてみると12人、「えっ一人おらんで…」。 もっかい先頭まで進みながらよく見ると同じ宿の人がおらん。 確か経験本数400本以上の人、「う〜ん、どうしよ、後の別チームに混ざってんのかなぁ」。 気になってダイビングに集中できひんぞう (T_T) 岩陰にテングダイ、こいつのきれいな写真撮ったことないんよねえ、流れに逆らいながら1枚、2枚、3枚、良し良しってメチャ集中してるやん。 流れが止った辺りで30分経過、沖出しして浮上。 ボートを見るとおらんかった人が乗ってる、エキジットして「どこいたんですか?」って聞くと「途中で気分悪くなったから先上がった」って、ドリフトやのによう船に拾ってもらえたもんや。 初心者やったらヤバイね、自己管理できる自立したダイバーになってから小笠原に行きましょう (=.=) |
2003/8/12 | 気温 | 33℃ | 水温 | 24 ℃ | 透明度 | 25m |
ポイント名 | 四の岩 | |||||
父島からボートで3時間、ケータ列島の北島へ。 エントリーポイントにはイルカの群れがいる! 早よ入ろ、早よ入ろ。 エントリーすると、すぐ下にホワイトチップ。 写真を撮ろうとしてると、真直ぐお兄に向かってくる、ギリギリまで待って鼻先でパシャッ、フラッシュにビックリして逃げてった(笑) 周りを見ると、透明度良〜い、青色が濃くてスコーンと抜けてる。 魚影もメチャクチャ濃い、ヨスジフエダイ、ノコギリダイ、テングダイ、ウメイロ、クマザサハナムロが全て群れでかたまってる、密集しすぎ、水族館並や (@o@) イルカの姿は見えん、声も聞こえんし、どっか行ってしもたか、残念。 水深35m、ガイドがイソバナの所で呼んでる。 この水深、場所、もしかして…やっぱり!ピグミーシーホースや、初めて見た〜。 体長約1.5cm、色といい形といい模様といい、完璧な擬態、自分では絶対見つけられんね。 中層にはウメイロが群れ、水底にはホワイトチップ、岩場にはカノコイセエビがいっぱい。 ここはホンマに凄いわ。 巨大な根の割目を前にしてガイドが「BCのエアを抜いて、吹上げ注意」とスレートに書いて見せる。 割目の入口には、10cmぐらいのミカドウミウシ、このサイズやと上手に泳ぐ、別名スパニッシュダンサー。 この根の割目は、通称『エビ団地』。 幅1mぐらいで、その両側の壁には一面にカノコイセエビがびっしりいる。 「うぎゃ〜、なんじゃこりゃ」。 数は100や200ではきかん、しかもデカイ、めちゃくちゃデカイ。 一匹が60cmぐらいもある (@o@) 前を行く人のフィンがエビに当たると、尻尾を丸めてビューンと飛んできてガンッ。 「痛いって、食うぞおまえ」。 割目は水深25mから7mぐらいにまでかけ上がってて、流れが上へ押し上げる。 浮力を調整しつつ、エビを避けつつ進む、カメラがじゃま。 割目を抜けて根の反対側へ出ると、そこにもホワイトチップ、3匹目。 タテキンやアジアコショウダイなど大型のカラフルな魚が泳ぎ、その先にはまたホワイトチップ、これで4匹目。 密度の濃いケータのダイビングを堪能してエキジット。 |
2003/8/12 | 気温 | 33℃ | 水温 | 24 ℃ | 透明度 | 20m |
ポイント名 | サメ穴 | |||||
ここはケータでも有名なポイント、名前の通りアーチ付近にはシロワニが棲みついてる。 エントリーすると、ここも魚影は濃いけど、ミナミイスズミなど色が銀色系。 珍しいのはボラの群れ、こんな沖にもおるんやなあ。 岩場にはやっぱりカノコイセエビ。 そして、アオウミガメ登場。 岩場を抜けると、そこにはウットリするような、白い砂地の道がある。 通称『バージンロード』。 砂地には波で出来た紋様がひろがり、上からは太陽光が降り注ぎ、澄みきった水は奥へいくほどに青い。 「こんな綺麗な砂地見たことないで」。 しかも砂地にはヒラタエイが2匹ひらひら泳いでる、結婚式真っ最中か。 砂地を抜けるとサメ穴。 でもシロワニがおらん、はぁ…ユウゼンの次に見たかったのに(>_<)これも次回来るための目標や。 アーチをくぐると代役のようにホワイトチップがいる、「サメはサメでも、おまえでは役不足やわ」。 岩場の上にはアオウミガメが2匹。 ガイドが「今から穴に入ります、中は逆流なので、岩につかまって進むこと」と書いたスレートを見せる。 岩の上側に開いた穴にガイドが突入、続いてお兄も入る。 入口から下へ2mぐらい下がってる通路が強烈な逆流、レギュは外れそうやし、マスクもズレる。 「マ…ジ…で…、ハァハァ、こ…れ…、ゼィゼィ、進…む…の?」 カメラ持ってるから、片手+フィンキック。 中へ入ると、10mぐらい先に出口が見える。 ガイドの真後ろまで進み、待機。 でも、待っても待っても次が来ない。 横向くと水流でマスクがズレるから、思い切って後を向く。 と、3人ぐらいが岩にしがみ付いてるけど、ぜんぜん入って来れてへん。 3分ほど待ったけど、無理っぽい。 ガイドの方へ向き直ると、首を横に振って、指で戻ろうとの合図。 これ進むのも難しいけど、戻るのもヤバイで。 カメラを体で包むようにして、岩から手を離すと、スポーンって感じで穴から飛び出した、おぉカメラ無事やった〜。 穴に入るのはあきらめて、先へ進む。 この辺はあんまり魚がおらんなぁと思ってると、ガイドが上を指差してる、見上げるとイソマグロが2匹。 エキジットしようと水深を上げると、アオウミガメがスイスイ泳いでる、このポイント4匹目。 スゴイとこやでケータ列島。 |
2003/8/13 | 気温 | 33℃ | 水温 | 23 ℃ | 透明度 | 15〜20m |
ポイント名 | スモール | |||||
毎度毎度のしっかり丁寧なブリーフィング、どのポイントも潜水計画は30分。 お兄的には45分は潜りたいんやけどなぁ。 エントリーすると、冷たっ、天気バリバリ良いのに水温は23℃、なんでやろ? ボトムの25mまで一気に潜る、さらに水温が低くて21℃ (@_@) ガイドがイソバナのところで呼んでる。 行ってみるとオレンジ色のピグミーや、今回は50mmやからなんとか写るでぃ。 写真を撮って他の人ゆずると、また別のイソバナで呼んでる。 次はピンク色のピグミー、こいつは後ろ向いてて写真はボツ。 さらに別のイソバナでまた呼んでる。 「そこにもおんの?」と行ってみると、またピンク色のピグミー、これでこのポイント3匹目やで。 ピグミーシーホースってレア物やのに、とんでもない海やな。 ピグミー以外にはハタタテハゼがいるぐらいのガレ場、皆が写真撮り終わるの待ってたら13分経過、寒いって。 水深を15mまで上げるとサーモクラインがあってその上は暖かい。 根の方へまわると、サンゴの上にメガネゴンベがいっぱい、隙間にはベニゴンベがいっぱい。 ベニゴンベがこんなにいっぱい居るのは珍しいなあ。 根の上を移動、ユウゼンやコガネヤッコ、キンギョハナダイ、ソラスズメダイなどでカラフル。 イソギンチャクには黒白ツートンのクマノミ、小笠原のクマノミは全部モノトーン。 根の端まで行って、隣の根に移る。 中層をバラバラに泳いでたウメイロが、いっせいに一方へ泳ぎ出した。 こうゆう時は、回遊魚が来てる証拠、ウメイロが進む反対側を見てるとヒレナガカンパチが現れた。 ガイドがカンッとタンクを鳴らして、お兄の方を指差してる。 「何?分からん?」。 と、ガイドだけやなく、ゲストも皆でお兄の方を指差してる。 「何やろ?」と左を向いたら、ウミガメと目が合った、「えっ!?」。 ぜんぜん気づかんかった、お兄の頭の横にアオウミガメがおったのね(笑) ちょっと寒かったけど、この1本も満足でした ^^) |
2003/8/13 | 気温 | 33℃ | 水温 | 26 ℃ | 透明度 | 20m |
ポイント名 | クラゾウ根 | |||||
エントリーすると、ココは暖かい水温26℃。 かなりダイナミックな地形、デカイ根がドンドンとあって、ボトムは40m以上。 当然、クマザサハナムロやウメイロモドキが舞ってて、カスミアジが泳ぎ回ってる。 20mラインをキープして、根の周りを流す。 根のくぼみでアオウミガメがお昼寝中、皆で囲んでも寝ぼけてるんか逃げてかへん。 中層を見るとヒレナガカンパチが通りすぎ、その先にはバラクーダが一匹泳いでる。 ガイドが岩場を指差してる、けど、よう分からん。 ?顔のお兄を見てスレートに書いてくれる、「イレズミゴンベ」。 へぇ、初めて見た、ライトを当てると特徴的な模様、なるほどこうするとよう分かるわ。 ガイドがカンカンと鳴らして、ダッシュ。 何?何?お兄もダッシュ。 はやっ、どんどん離される、他のゲストもついて来れてへん。 なんとか追いついて、指差す先を見てみるとギンガメアジの群れ。 「えぇ、ギンガメ?こんなにダッシュしたのに…」。 確かに日本でギンガメアジの群れは珍しいかもしれんけど、あのダッシュの成果としては寂しいやん (-。-) 30分が経過して、沖出し、と小さいアオウミガメがついてくる。 遊んでほしいんか、よしよし、かわいい子や。 小笠原はウミガメが多いなぁと思いながらエキジット。 |
2003/8/13 | 気温 | 33℃ | 水温 | 26 ℃ | 透明度 | 25〜30m |
ポイント名 | 黒根 | |||||
これが小笠原のラストダイブ。 今日帰る人達は皆2本で終わり、ダイビングバカのお兄だけが3本目に突入、チームが変わってガイドは女の子。 エントリーすると、でっかい根があってその周りはボトム40m以上、ココもなかなかダイナミック。 透明度はメチャクチャ良い、青色も深くて、これぞ‘小笠原の海’って感じ ^^) 根の周りをゆっくりゆっくり周る、ってホンマにゆっくりすぎ ^^; 根の中ほどにアーチ、それを通る前にも全員が居るかチェックしてから、順番にくぐる。 う〜ん両極端なガイドやなぁ(笑) お兄としては、前の大胆な方が好みかも。 あんまりアーチのところでゆっくりしてるから、お兄は勝手にあちこち移動。 根付きの魚はあんまり変化なく、アジアコショウダイ、ユウゼン、黒いクマノミ、キンギョハナダイなど。 けど、本州と比べて魚のサイズが全体的にデカイ。 皆はまだアーチの所にいる、戻ってスレートに何書いてあるか見ると『キリンミノカサゴ』って、普通すぎる、それはあまりにも普通すぎるぞ〜(爆笑) やっと移動開始、15mの中層を流す。 カスミアジの小さな群れ、ギンガメアジの小さな群れが通り、ツバメウオもウロウロしてる。 頭上ではクロスジハギが群れ、太陽光のラインがキレイ。 30分経過、そろそろ沖出し。 「最後に何か出んかなぁ」とブルーウォーターに目を凝らす。 根からだいぶ離れて水深も上げる、そろそろ小笠原の海ともお別れかぁ。 透明度が良いからこの深度でも海底が見える、その海底にデカイ影が動いて行く。 「ん、サメやな、んん、頭部が横に広い、ハンマーや!!」 ガイドを見ても気がついてへん様子、教えてるヒマはない、単独でゴーや。 全力フィンキックで一気に潜行、耳抜きがオートマチック仕様の体で良かった(笑) 途中で上からカンカンと音が聞こえてきた、気づいたな。 ハンマーの動きはけっこう速い、もうお兄の真下は通りすぎた。 ガンガン潜ってもまだ遠い10m以上は離れてる、ここらが限界か、写真をパシャ。 去っていくハンマーをもう一度肉眼でシッカリ見る、デカイ、2m級や。 皆はずいぶん上、ダイコンを見ると水深30m、「あぁ結構きたな」。 息を整えながら浮上、ガイドが上でOKサインを出してる、お兄がOKサインを返すと、ガッツポーズ+バンザイ。 お兄もガッツポーズ、最後の最後で良いもん見た〜〜 (^O^) 滞在日数も潜った本数も少なかったけど、陸上も含めて『満足☆』な小笠原でした (^_^)v |
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