迷路館の殺人 | |||
綾辻行人 | 講談社 | 292項 | 1988年 |
今回の主役は‘館’ではなく、島田潔だった。 すでに「時計館の殺人」を読んでいたため、鹿谷門美が島田潔であることは知っていた。 ところが、プロローグで島田に鹿谷から著書が送られ「あれ?」と思い、本編を読み進むも解らない。 しかも、エピローグでは島田と鹿谷が会話をしている「え!どういう事?」と、さらに解らない。 私の頭に浮かんだのは「この事件で島田潔が、誰かから鹿谷門美の名を引き継いだのか?」だった。 しかし…やられた、完敗です。 鹿谷編の謎が甘かったのは、読者に「今回は解けた」と思わせ、その後綾辻編で、実は真犯人は鮫嶋であり、しかも女である、さらに、プロローグ、エピローグの島田は長兄・島田勉であったという驚きへの罠だったとは。(シリーズを順番通りに読んだ方は鹿谷が島田潔であったことにも驚かれたろう) |
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