ガダラの豚 | |||
中島らも | 実業之日本社 | 624項 | 1993年 |
第一部は新興宗教と超能力のトリックあばき。 大生部の妻・逸美の目を覚まさせるミスター・ミラクルの種明かしは痛快。 ‘気の子’になった逸美の行動が気になるところだが…。 ここで紹介されてるトリックの幾つかは、仲間由紀恵が主演の「TRICK」にそのまんま使われてます。 第二部はアフリカの呪術。 呪術とは何なのかにスポットを当て、順序立てて分かり易く説明しつつのアフリカでの大冒険。 この本のクライマックスでしょう、面白かった。 第三部は、スプラッター…著者が変わってしまった様な感じ。 バキリが志織を取り返しに東京に来るのは怖くて面白いが、内容がイマフタツぐらい。 プロローグで出てきた隆心老師が登場するが特に重要な役どころはない。 あの読みにくい導入部分といい、必要か? |
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